真庭市ではごみ処理コストの削減と資源の活用で循環型社会の実現を目指し、生ごみ、し尿、浄化槽汚泥をメタン発酵させ液位肥料に再生する取組を行っています。また、木質資源の循環、家畜由来の有機資源の循環、人や経済の循環など、さまざまな循環による持続可能な農業を目指しています。
真庭市 農業振興の進む道
2023年3月策定「真庭市みどりの食料システムビジョン」より
循環で持続可能な真庭の農業
サーキュラー・アグリカルチャー(循環型農業)
市内の有機資源を活かしてスマートに作る。
作る人を育て、つなぐ。市内の農地から市内の食卓へ
循環型農業の指標
1
めぐる
土づくり
- 土壌診断で土壌の状態を知り、適切な施肥設計をする。
- 有機資材、自然素材を使って土づくりをする(たい肥、緑肥、バイオ炭、落ち葉など)
2
めぐる
農産物づくり
- 資源循環型の肥料を使う(市内の有機資源を活用した肥料等「バイオ液肥」など)
- 化学肥料、化学農薬の使用量低減に取り組む(可変施肥、局所施肥などによる適正施肥)
- 環境負荷の低い資材を使う(生分解性マルチ、耐用年数の長い資材など)
- スマート農業機械等で省エネ、省力化に取り組む
3
地球にやさしく
人がめぐる農業
- 水田からのメタンの排出排出削減に取り組む(中干し期間の延長、秋耕)
- 加温用ハウスに木質燃料を使う
- 畜産メタン発酵によるエネルギーを利用する
- 耕作放棄地を再生させる
- 将来の農業人材を育てる
バイオマス循環で
持続可能なまちへ
「生ごみを収集」し、「くらしの循環センター」で「バイオ液肥」資源化され農地に還元、この液肥で栽培された米や野菜は消費者の元へ。
生ごみなどを再生!!
生ごみなどの有機性のごみを資源をして再生することで、資源循環とごみ処理コストの削減の両立を目指す真庭市。
2025年1月から本格的に市内全域で「生ごみ」の分別収集を始めています。
資源循環の拠点
くらしの循環センター
家庭の生ごみ等を資源として有効活用する、真庭市の循環型社会の拠点施設です。最新の技術で安全な肥料を生み出し、環境にやさしい農業を支えています。施設見学も可能です。
真庭で作った循環型肥料
バイオ液肥
生ごみ等から作られる安全で環境にやさしい液体肥料です。化学肥料に頼らない自然な栽培方法で、栄養価の高い野菜づくりを実現。
真庭の農産品をつなぐ
真庭あぐりネットワーク
真庭市内7ヶ所、県外2ヶ所の野菜の直売所を結ぶ「真庭あぐりネットワーク」南北50キロある広大な真庭市のさまざまな農産物をとりそろえ生産者と消費者をつないでいます。