COLUMN知っていますか?日本の食料事情
「食料自給率とは」
日本で食べられている食料のうち、どれだけ国内で生産できているかを示す指標です。
食料のカロリーベースで計算する方法や生産額ベースで計算する方法などがあります。
2020年現在、カロリーベースで38%、生産額ベースで63%です。どちらも年々低くなっています。この原因は、食生活が多様化して、小麦や油脂類の消費が増えたこと、国内で需要量を満たすことができる米の消費が減ったこと、輸入の飼料に頼っている畜産物の消費が増えたことによるものです。
2020年3月に閣議決定された「食料・農業・農村基本計画」では、2030年にはカロリーベースで45%、生産額ベースで75%を目指しています。
【品目別の自給率(2021年度)】
資料:農林水産省「食料需要表」
注:数値は品目別自給率(重量ベース)。()内は飼料自給率を考慮した値。
資料:農林水産省「食料需要表」
注:1人・1年当たり供給純食料を記載。
出典:令和4年11月 農林水産省「知ってる?日本の食料事情2022」 https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/attach/pdf/panfu1-12.pdf
真庭の農業のチカラ
- 真庭市の農業産出額は約120億円(令和3年)
- 産出額が多いものは、乳用牛27.8億円 野菜26.1億円 鶏卵21.5億円 果実14.9億円です。
- 一番経営体数が多いのは米で2,185経営体、産出額は13.9億円です。
- 農業産出額とは、1年間に農業により生産された農産物や加工農産物を金額で表したものです。生産量に販売額をかけて計算します。
【農業経営体数】
【農業産出額の内訳】
注1:農業産出額(推計)については令和3年市町村別農業産出額(推計)、農業経営体数については2020年農林業センサス。