くらしの中から出る有機性のごみを、
肥料とエネルギーに再生する最新の資源化施設
真庭市は、従来は『廃棄物』とされていた生ごみ、し尿、浄化槽汚泥を資源として液体肥料に再生し活用する循環型社会の実現を目指しています。
世界初!! 一般廃棄物のメタン発酵消化液の全量濃縮
真庭市くらしの循環センター
愛称『まにくる〜ん』
生ごみ等資源化施設・
バイオ液肥濃縮施設
資源化フロー図
生ごみなどをメタン発酵させ資源として再生
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1
バイオ資源(生ごみ)受入レーン
生ごみの受入を機械化することで、効率化と作業の負担を軽減します。
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2
メタン発酵槽の省エネメンテナンス性
メタン発酵に必要な撹拌や保温について、撹拌効率の高い槽外型スクリュー撹拌機を採用することで、一般的な機械撹拌装置に比べ、メンテナンス性が高く維持管理性に優れています。また、撹拌装置の吐き出し部と熱交換器を組み合わせ、汚泥の撹拌と加温をひとつの動力で行うことで、省エネ性を向上させています。
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3
バイオガス発電装置で再エネ
メタン発酵で発生するバイオガスは、コジェネ発電機(25kw×6機)で発電し、施設の電力として利用しています。また同時に発生するお湯は、メタン発酵槽の保温、生ごみ収集車の洗車、場内の足湯でも使用しています。
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4
バイオ液肥濃縮施設
これまでのバイオ液肥は大型機械を使用して散布していたため、限られた農地でしか利用できませんでした。肥料成分を濃縮することで、散布量が少なくてすむため、散布する機械を小型化し、中山間地域の農地での活用を実現します。
一般廃棄物のメタン発酵消化液を全量濃縮するのは全国初の取組です。
基本情報
真庭市くらしの循環センター まにくる〜ん
〒719-3101 岡山県真庭市赤野 1205-2
TEL:0867-44-1710
施設規模・処理対象物 |
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105kl/日 生ごみ:10t/日(うち、廃食油:0.16kL/日) し尿:19kL/日 浄化槽汚泥:76kL/日 |
処理方式 |
資源化方式:湿式メタン発酵(中温方式) 水処理方式:希釈+下水道放流 発生するバイオガスは、ガスエンジンによる発電(25kw×6台) 電気は施設内で使用 |
処理対象物・施設規模 |
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生ごみ等資源化施設から発生するメタン発酵消化液 通常:8,000 m3/年(22m3/日) 最大:12,000m3/年(33 m3/日) |
濃縮の方式 |
資源化方式:遠心分離、UF膜濃縮、電気透析 |
バイオ液肥の製造能力 |
バイオ液肥:400トン/年 濃縮バイオ液肥:400トン/年 |
生ごみは「バイオ液肥」として再資源化されます。